プロ野球選手ってみんな凄いけど、ホークスで凄い選手を教えて!
今回はこちらの野球少年のお悩みを解決するために1990年以降に限定して筆者が選ぶホークスのベストナインを発表していきたいと思います。
ホークスと言えば、筆者の贔屓にして言わずと知れた九州の雄にしてV4という歴史的にも強いチームですね!(今年は不調気味ですが・・・)
1990年以降ベストナインのルール詳細
- 複数選手の登場なし(工藤公康や内川聖一、清原和博など全盛期が2チーム以上ある選手を複数のチームに入れることは不可)
- 「ベストナイン」なので今回は投手は一人に限定する(先発・中継ぎ・抑えなどどの役割でも可)
- DHはパリーグのみでの採用
- 背番号の記載はなし
- 外国人選手も選出可能
- 名前横の()は各選手の最高成績年度を記載
ホークスベストナインのオーダー
1二 井口資仁(2003)
2右 佐々木誠(1992)
3中 柳田悠岐(2015)
4左 松中信彦(2004)
5一 内川聖一(2011)
6捕 城島健司(2003)
7指 小久保裕紀(2001)
8遊 川崎宗則(2004)
9三 松田宣浩(2015)
P投 斉藤和巳(2006)
井口資仁
1二井口資仁
出身:東京都
経歴:国学院久我山-青山学院
打率.340 本塁打27 打点109 盗塁42(盗塁王) 2003年
盗塁王2回(2001年、2003年) ゴールデングラブ3回(2001年、2003年、2004年(全て二塁手))
トップバッターは現ロッテ監督の井口資仁です!
2003年と言えば、ダイハード打線と呼ばれるホークスどころかプロ野球史上にも残る最強打線の年ですね!
また、OPSも1.00(.900を超えていれば一流。1.00以上は超一流)を超えています。
実は1番を打ったことは殆どないのですが、イメージ的にも彼がトップバッターは似合っているでしょう!
1996年のアトランタでも活躍し銀メダルをとっています(実質、ロッテの選手のメダルとも言えますね)
余談:本名は忠仁であり、資仁は2000年のオフに改名した名前
佐々木誠
2右 佐々木誠
出身:岡山県
経歴:水島工業
打率.322(首位打者) 本塁打21 打点54 盗塁40(盗塁王) 1992年
首位打者1回(1992年) 盗塁王2回(1992年、1994年) ベストナイン6回(1991~1995年、1997年(全て外野手)) ゴールデングラブ4回(1991年~1994年(全て外野手))
福岡ホークス黎明期のヒーロー佐々木誠です。
当時のホークスは現在からは想像が出来ないくらい非常に弱かったのですが、そんな中気を吐く選手もいました。
その一人がこの佐々木誠です。
ホークスが福岡ドームになり、本格的な強化に乗り出す際に秋山幸二とのトレードで西武に移籍するため、印象にある方も少ないと思いますが、間違いなく初期の弱小ホークスを支えてきた名選手でしょう。
余談:佐々木の故郷岡山県倉敷市は星野仙一と同郷
柳田悠岐
3中 柳田悠岐
出身:広島県
経歴:広島商業-広島経済大学
.363(首位打者) 本塁打34 打点99 盗塁32 OPS1.101 トリプルスリー 2015年
首位打者2回(2015年、2018年) 最高出塁率4回(2015~2018年) 最多安打1回(2018年) ベストナイン5回(2014年、2015年、2017年、2018年、2020年(全て外野手)) ゴールデングラブ5回(2014年、2015年、2017年、2018年、2020年(全て外野手))
みんな大好き柳田です。
まずは圧倒的な成績を見てみましょう。言わずとしれたトリプルスリー(3割30本30盗塁)ですね。
山田哲人と共に達成したことでトリプルスリーが流行語となったことは記憶に新しいですね。
年代の限定どころか、ホークス歴代ベストナインにも余裕でスタメンですね。エグいっす。
ちなみに、OPSは1.00を超えれば超一流であることは先程の井口で述べましたがですが、柳田は1.10を超えています。エグいっす!
余談:柳田が学生時代通っていたアスリートというジムは金本知憲も愛用しており、柳田がこのジムに通ったのは金本を尊敬してのことだったらしい。また、ももクロのファンなのは有名でお忍びでライブに参戦したこともある
松中信彦
4左 松中信彦
出身:熊本県
経歴:八代第一-新日鉄
打率.358(首位打者) 本塁打44(本塁打王) 打点120(打点王) OPS1.179 2004年
首位打者2回(2004年、2006年) 本塁打王2回(2004年、2005年) 打点王3回(2004~2006年) 最高出塁率2回(2004年、2006年) 最多安打1回(2004年) ベストナイン5回(2000年、2003年、2004年(一塁手)2005年(指名打者)2006年(外野手)) ゴールデングラブ1回(2004年)
三冠王。
松中という選手を表す言葉であり、ホークスはおろか、歴代でも通用する超一流選手です。
井口同様に、アトランタでも活躍し、井口と同じ年に入団します。この年のホークスは歴代でも屈指の大当たりドラフトですね(2011のドラフトも超大当たりを何人も引いていますが)。
3年連続120打点は史上唯一の大記録(つまり、王貞治でも達成できていない)でもあり、非常に勝負強い選手だったとも言えます。
ダイエー時代から知るホークスファンからも最強の打者と聞かれたらまず松中の名前が出てきますよね。
余談:熊本のベストナインとなると打撃の神様川上哲治との論争になるらしい。奇しくも左投げ左打ちのファーストが被っている
内川聖一
5一 内川聖一
出身:大分県
経歴:大分工業
打率.338(首位打者) 本塁打12 打点74 2011年
首位打者2回(2008年、2011年) 最高出塁率1回(2008年) 最多安打1回(2008年、2012年) ベストナイン5回(2008年(一塁手)2009年、2011~2013年(外野手)) ゴールデングラブ1回(2019年)
右の天才打者です。
2000年に横浜でドラフト1位で入団しますが、数年間伸び悩んでいます。
2008年に才能が開花し、.378という右打者の最高打率を記録しています。
2010年のオフにホークスにFA移籍し、柱石となります。
ファースト守備の名手でもあり、2019年ではなんと失策が0です。
2020年オフにヤクルトに移籍します。
なお、横浜のベストナインには別の選手を入れるため内川にはホークスに来てもらうこととなりました。
余談:寺原がホークスに出戻りした際、「ホークス生え抜きの俺が外様のおまえを鍛えてやる」と言う最早どこからツッコめばわからない迷言を残したことがある。また、両リーグで首位打者を獲得したことのある選手は内川と江藤慎一の2名のみ
城島健司
6捕 城島健司
出身:長崎県
経歴:別大付属(現在の明豊)
打率.330 本塁打34 打点119 2003年
ベストナイン6回(1999年~2001年、2003年~2005年(捕手)) ゴールデングラブ8回(1999年~2005年、2010年(捕手))
阿部慎之助や谷繁元信、古田敦也など打てる捕手が多かった時代の代表的キャッチャーです。
2004年にも打率.338 本塁打36 打点91を上げていますが、2003年はチームとしての最強打線であったこと、捕手でありながらフルイニング出場というインパクトを選びました!
若い頃は現ホークス監督の工藤公康に徹底的にしごかれ、城島も非常に気の強い性格だったために何度も衝突したそうですよ。
ホークス全体ベストナインだとノムさんのせいで外れてしまうというちょっぴり不幸な選手でもあります。
余談:故郷の佐世保を愛しており、入団の際の自己紹介で「長崎県佐世保市から来ました城島健司です」と言う。それはアメリカにいっても変わらなかった。
小久保裕紀
7指 小久保裕紀
出身:和歌山県
経歴:星林-青山学院
打率.290 本塁打44 打点123 2001年
本塁打王1回(1995年) 打点王1回(1997年) ベストナイン3回(1995年、1997年(二塁手)2011年(一塁手)) ゴールデングラブ3回(1995年(二塁手)、2010、2011年(一塁手))
我らがミスターホークスです。
1995年には殆どのタイトルを総なめしたイチローの記録を阻止したりしたいます。
世界大会とも縁が深く、1992年のバルセロナでは銅メダル、2015年のプレミア12では3位、2017年のWBCではベスト4となりました。
また、巨人に移籍した際は持ち前のカリスマを持って悪くなっていた巨人の空気を良くしたとも言われます。
選手としての実力以上に、リーダーシップやカリスマが評価されている選手なのかもしれません、そしてホークスにはそれが複数名存在しますがこの小久保がその先駆けと言えるでしょう。
2003年は怪我で出場が出来ていませんが、もしダイハード打線に小久保がいたらどうなったのかはよく議論や妄想の対象となります。
余談:若手の頃、記者に無愛想な対応をしていたとき王監督から怒られて、そこからあらゆる人への対応を良くしたと言われている。
川﨑宗則
8遊 川崎宗則
出身:鹿児島県
経歴:鹿児島工業
打率.303 本塁打4 打点45 盗塁42(盗塁王) 2004年
盗塁王1回(2004年) 最多安打1回(2004年) ベストナイン(2004年、2006年(遊撃手)) ゴールデングラブ(2004年、2006年(遊撃手))
ご存知鷹のプリンス。ジャニーズもかくやというほどの超イケメン選手でした。
イケメンだがガッツもあり、明るさでチームを引っ張る性格のため、男女問わず絶大な人気を誇った選手です。
他のショートの候補には守備が上手く、長打力もある今宮健太もいましたがチームの雰囲気や士気を常に上げる存在は貴重なのでこちらを選びました。
奇しくも今宮も男女、特に女性人気圧倒的ですね。
アメリカに渡ってもその愛されキャラは変わらず、常にチームメイトから好かれていたようです。
余談:実は、本質は暗い性格のようでありアメリカでは相当ストレスを抱えていたようだ。川崎の努力の形跡が見て取れる
松田宣浩
9三 松田宣浩
出身:滋賀県
経歴:中京高校-亜細亜大学
打率.287 本塁打35 打点94
ベストナイン1回(2018年) ゴールデンクラブ8回(2011年、2013年~2019年)
熱男~!!!
近年のホークスを語る際は必ず外せない名選手でしょう。
ゴールデングラブの多さを見るに打撃以上に守備の高さが松田の武器とも言えます。
また、松田もチームの鼓舞が得意で、自分が打てなかろうが交代させられようが決して腐ることはないと言います。
ムードメーカーはある意味スラッガー以上に貴重な存在なのかもしれませんね!
余談:熱男は2015年と2016年のホークスのスローガン。また、過酷で知られる亜細亜大学を楽しかったと発言したらしい(同校OBの赤星憲広や井端弘和が二度と行きたくないと言うほど過酷らしい)
斉藤和巳
P投 斉藤和巳
出身:京都府
経歴:南京都
18勝(最多勝) 5敗 防御率1.75(最優秀防御率) 勝率.783(最多勝率) 奪三振205(最多奪三振) 投球回201.0(リーグ最多) 投手四冠王 沢村賞
最多勝2回(2003年、2006年) 最優秀防御率2回(2003年、2006年) 最高勝率3回(2003年、2005年、2006年) 沢村賞2回(2003年、2006年)
瞬間風速は最大速の、まさに「太く短く」を体現した投手と言えるでしょう。
実は1995年に入団しており、遅咲きだったとも言えます。
ルーズショルダー持ちのために可動域が大きい代わりに、故障もしやすい諸刃の剣を抱えていたとも言われています(ヤクルトの伊藤智仁が同様の特徴を持っていたとされています)。
2007年に怪我が発覚して以来、必死にリハビリをするが、願い叶わず2013年に引退することとなります。
余談:1996年から1999年までの登録名は「カズミ」
ホークスベストナイン総括
井口、佐々木、柳田が俊足で撹乱し、松中や内川、城島小久保といった強打者がそれを返すという打線です!
機動力、破壊力共に非常に高く、かのダイハード打線を彷彿とさせるメンバーが揃っています。
ベストナインに入れなかった控え選手
控えも柴原や今宮、甲斐と他なら十分すぎるくらいスタメンをはれる選手が勢揃いです!
先発も和田や杉内、若田部を筆頭にローテーションを全然組めるくらい強力です。
中継ぎや抑えも盤石であり攝津やペドラザ、ファルケンボーグに馬原。そして抑えにはサファテがいます
まとめ
筆者が選ぶ1990年以降のベストナインは以上です。みなさんの好きな選手は入ってましたか?是非、コメント欄でみなさんのホークスベストナインを教えて下さい。
過去のベストナインも是非見て下さい。
野球を観るなら楽天TVがオススメです。
コメント
[…] […]